■要約■
・本日、日経平均株価は2%近く上昇
・6月初旬以降超えられない23,000の抵抗帯を突破できるかが鍵
・米国市場の影響を受け、日本の銀行株も揃って上昇中
皆様、お疲れ様です。
私も、お疲れ様です。
ぼたん。です。
茹だるような暑さが続いていますね。
夜、扇風機の前でぼーっとしていても、耐えがたい熱帯夜。
無駄な支出はとことんカットすべきですが、日々の生活や体調管理も重要です。今年の夏も、TPOを見ながらエアコンの使用をしていきたいと思います。

本題に入ります。
本日、久しぶりに日本の株式市場は気持ちよく上昇しました。
寄付から10時頃まで、ちょくちょくスマホ片手に相場を見ていましたが、日経平均寄与度が高い銘柄のほとんどが上げていました。
その時間帯で下げていたのは、9984:ソフトバンクグループだけだったような気がします。
そこで、最近は米国の銘柄ばかり調べていましたが、少し日経平均のチャートを確認してみたいと思います。
本日(2020/08/11)の日経平均株価
下記、本日の取引終了後における日経平均株価日足チャートです。

2020/08/11 日経平均株価
始値:22505.51
高値:22760.87
安値:22497.07
終値:22750.24
上げ幅:+420.30(+1.88%)
寄付から陽線で始まり、結果的には一度も始値を割ることなく、420円30銭の上昇となりました。
直近下落が続いていましたので、今日は上昇は心強かったと思います。
昨晩、NYダウとS&P500は揃って上昇、NASDAQは下落しました。ここまで相場を引き上げてきたGAFAMをはじめ、ハイテクグロースは調整局面。
一方で、低迷していたエネルギーや金融セクターが相場を引っ張りました。
その影響を受けてなのか、日本の都市銀行3行の株価は揃って上昇。それぞれ5%近くの上げ幅となりました。



特に、8306:三菱UFJ、8316:三井住友の2行については、200日の移動平均線を突き抜けて、力強く上昇しています。
出来高はもう少し大きいと嬉しいなと思いますが、それでも直近の数日間のおよそ倍ありますね。
1321:日経225連動型上場投資信託
日経平均の出来高については、指数のチャートでは確認できません。
そこで、日経平均に連動するETFを用いて確認してみたいと思います。
下記、1321:日経225連動型上昇投資信託の日足チャートです。

2020/08/11 1321:日経225連動型上場投資信託
始値:23080
高値:23300
安値:23050
終値:23280
上げ幅:420(1.84%)
この数日間と比べると大きな出来高ですが、直近下落時よりも小さいですね。
また、75日の移動平均線がまだ200日の下にいます。上向きなので、近いうちに上へと突き抜けるかもしれません。
MACDを見ても、ゴールデンクロスを形成するような形に思えます。このまま明日も上昇となれば、しばらくは上昇トレンドを形成するかもしれません。
23,000円台に取り残されたアイランドリバーサル
ここで気になるのが、6月8日・9日・10日の3日間にて形成された、23,000円を超える離れ小島です。

前後の日から窓が開いており、高値圏で置いてけぼりにされているこの部分。アイランドリバーサルと呼ばれるテクニカル用語で、その後の下落の起点になったと考えられます。
株価のテクニカルチャート(ケイ線、ローソク足)において、ギャップ(窓)を空けるように株価が上(または下)にジャンプした後に再度、下(または上)側にギャップを空けジャンプして戻る値動きをすることでできる離れ小島のように見える部分のこと。一般に、下落トレンドからの底入れや上昇トレンドでの天井にあたる相場の転換点として捉えられることが多い。
引用元:https://www.nomura.co.jp/terms/japan/a/A02085.html
ここを境に、23,000円が抵抗帯になっているように見えますので、明日以降ここを突破できると、より強い形での上昇局面と言えそうです。
このあたりを注視して、明日以降の日本市場を見ていきたいですね。
※参考 本日(2020/08/11)のTOPIX
ちなみに、TOPIXも本日揃って上昇しています。
参考までに、こちらもチャートを添付しますね。

TOPIXは、本日200日の移動平均線付近で終わっています。
明日、軽々と突破してくれるのか。あるいはここで跳ね返されてしまうのか。
跳ね返されてしまうと、しばらく200日の移動平均線が抵抗帯となるかもしれません。
1306:TOPIX連動型上場投資信託
出来高確認のため、ETFも確認します。

日経225の連動ETFに比べると、こちらの出来高はやや物足りないように思えます。
また、ETFでは75日の移動平均線を上抜けし、200日の直前まで迫っています。
こちらも、明日が楽しみですね。
終わりに
私は、日本の市場の勢いを見るときは、どちらかというとTOPIXの方を重視しています。なぜなら、日経平均はファーストリテイリングとソフトバンクグループの寄与度が高く、他が総崩れでもその2社が上げていると上昇していくことがままあるためです。
如何に、この2社が日本市場を引っ張っているのかがよく分かりますね。
さて、私が保有している米国のグロース株ですが、この数日の調整で下落率が10~15%となり、あえなく損切りとなりました。
ここで学んだことは、どれだけ素晴らしい成長企業でも、どれだけ素晴らしい決算を出しても、市場の期待を超えていかないと売られてしまうということです。
また、期待はすでに織り込まれていることが多く、いわゆる割高と呼ばれる水準になっていたということも、根拠をもって認識できていませんでした。
このあたり、更なる向上心をもって、学んでいきたいと思います。
それでは、明日もそこそこ頑張っていきましょう。
Constant dripping wears away the stone.
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