要約
・前半の提供社は「花王」「SUBARU」「NISSAY」「SUNTORY」
・後半の提供社は「SUBARU」「SoftBank」「マクドナルド」「東京建物」「宝くじ」
・堺雅人氏がCMキャラクターを務める企業のCM出稿は3社(★マーク)
皆様、お疲れ様です。
私も、お疲れ様です。
ぼたん。です。
昨日より、いよいよ日曜劇場「半沢直樹」の第2シーズンが始まりました。
何を隠そう私も楽しみにしていた1人でして。延期の発表を聞いたときはとても悲しかったです。
ですが、たくさん待った分、第1話とても面白かった!さすが日曜劇場ドラマ班!来週も期待しています!

提供を勝ち取ったのはどこの企業?
さて、内容の話もたっぷりしたいのですが、まだ視聴されていない方もいらっしゃるかと思いますので、ここでは控えさせていただきます。
ネタバレは大罪。古事記にも書いてある。
そこで、ふと気になったことがありましたので、少し調べてみました。
ズバリ、高視聴率が約束されたドラマの提供枠をどこの企業が買ったのか、という点です。
この提供枠を買うことができれば、相当な数の人にリーチすることができると予想されます。TV広告は時代とともにインターネット広告に移り変わっていくものと予想されていますが、それでも影響力はものすごいパワーがあります。
ちなみに、第1シーズンの各話視聴率は、オリコンニュースにてまとめがあり、Wikipediaで丁寧に表を作成してくれていました。


改めて見てみると、ものすごい視聴率ですね。
前半の提供社
番組前半の提供社、つまり前半部分のタイム枠を購入していたのは、下記の企業でした。こちらの企業については、キャッチコピー・社名が読み上げられていましたので、相当額の提供費を支払っているものと思われます。
一般的に、提供額が大きいほど
キャッチコピー・社名 > 社名 > 御覧のスポンサー
となると言われています。
有名なのは、「ひとのときを、想う。JT」ですかね。キャッチコピーが入ると、随分と印象に残りやすいため、莫大な提供費を支払う価値は一定あるのではないでしょうか。
①「花王」
花王株式会社。誰も知る大手化学メーカーですね。東証1部上場。現在30期連続増配という、日本版配当貴族銘柄です。
②「SUBARU」
株式会社SUBARU。インプレッサやレガシーなどが有名な自動車製造大手です。東証1部上場。こちらも株主還元意識が高い配当銘柄です。しかし、残念ながら2020年は減配となっています。
③「NISSAY」
日本生命保険相互会社。保有契約高・保険料収入では最大手です。こちらは非上場企業ですね。
④「SUNTORY」 ★
サントリーホールディングス株式会社。酒類・清涼飲料水などの製造・販売を手掛ける日本有数の企業グループです。調べてみて驚いたのですが、なんと非上場企業でした。ちなみに、東証1部に上場しているのは、グループ企業の中でソフトドリンク部門を受け持つ「サントリー食品インターナショナル株式会社」。提供社としては、こちらかもしれませんね。
主演の堺雅人氏がCMキャラクターを務めています。
後半の提供社
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、長い番組では度々、前半と後半で提供社が変わります。
「ここまでは、御覧のスポンサーの提供で、お送りしました。」
みたいなCMナレーションが入りますよね。そこが、提供社の変わり目ということになります。
「半沢直樹」でも、前半と後半で提供社が変わっていました。後半の提供社は下記の企業となります。
また、後半の提供社はキャッチコピーも社名も読み上げられていませんでした。これはおそらく、1社あたりの提供費が少額だったか、あるいは変則的な番組編成で枠を切り分けたためと思われます。
①「SUBARU」
株式会社SUBARU。前半に続いて提供社に名を連ねていました。
②「SoftBank」 ★
ソフトバンク株式会社。証券コード9984ソフトバンクグループではなく、携帯電話のソフトバンクの方が提供社になっていると思われます。東証1部上場。日本の通信キャリア大手ですね。ちなみに私はdocomoユーザーですが、最近格安SIMへの移行をすべく、いろいろと調べております。
主演の堺雅人氏がCMキャラクターを務めています。
③「マクドナルド」 ★
日本マクドナルド株式会社。もしくは、日本マクドナルドホールディングス株式会社。上場しているのはホールディングスの方です。そして、てっきり東証1部かと思っていましたが、JASDAQ上場でした。カサノバ氏は、ホールディングスのCEOで、マクドナルドでは会長職です。
主演の堺雅人氏がCMキャラクターを務めています。
④「東京建物」
東京建物株式会社。東証1部上場。日本で最も古い歴史をもつ、総合不動産会社です。消費者からすると、少し聞き馴染みがない会社かもしれませんね。
⑤「宝くじ」
おそらく、一般財団法人日本宝くじ協会が提供をしているのではないでしょうか。公式サイトを確認したところ、設立目的に下記記載がありましたので、広報活動の一環ということかと思われます。
地方公共団体が発行する宝くじ(以下「自治宝くじ」という。)に関する調査研究、普及広報に関する事業を行い、併せて自治宝くじ関係機関等との連絡協調を図り、もって地方自治の振興及び公益の増進に寄与することを目的とする。
引用:https://jla-takarakuji.or.jp/about/
終わりに
本作の提供社については、おそらく相当前から決まっていたものと思われますが、今のご時世で相当額の提供費を支払うことができるということは、それだけ体力がある会社と言えます。
不況時、企業は真っ先に宣伝広告費を削ると言われていますので、投資家からすると、TVCMで企業名を見かけただけで、勢いの良さを感じますね。
何気なく調べてみましたが、こうした気づきから、普段の投資行動に生かせるものがあると思います。
皆様も、もし興味があれば、投資先の企業がどのような番組・媒体に広告出稿をしているのか、調べてみてはいかがでしょうか。
また、TVCMの世界というのはとても奥深いものです。それを説明しようとすると、とても私の語彙力ではお伝えできませんので、もしよければ調べてみるのも面白いかもしれません。下記のようなサイトがいくつか存在しています。
それでは、明日もそこそこ頑張っていきましょう!
Constant dripping wears away the stone.
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