■要約■
・QQQとVGTを比較すると、VGTの方が戻りが強そう
皆様、お疲れ様です。
私も、お疲れ様です。
ぼたん。です。
昨日はものすごい一日でしたね。
これと言ってきっかけがあったわけではなく、突然のナイアガラ。
まさに滝が流れ落ちるが如く、でした。
そんな中、いつもウォッチしているETFを確認していくと、少し気になることを見つけましたので、本日はそちらについてまとめていきます。
もしよろしければ、ご一読くださいませ!
QQQのチャート
下記、日本時間の20時手前頃における「NASDAQ100」に連動するETF【QQQ】のチャートです。

プレマーケットでも下落が続いていますね。
3月暴落以降、日足の25MAを下値支持線として上昇を続けてきましたので、今回の下落も280ドルあたりで下げ止まってくれるのではないかと、個人的には期待しています。
VGTのチャート
下記、日本時間の20時手前頃における「MSCI USインベスタブル・マーケット・情報技術25/50インデックス」に連動するETF【VGT】のチャートです。

こちらは、プレマーケットでは下落が一服しています。
QQQと同じく、3月の暴落以降、日足の25MAを下値支持線として上昇を続けてきました。
こちらは312ドルあたりが25MAとぶつかる位置なので、可能性としてはそのあたりまで下落するかもしれません。
QQQとVGTの比較分析
言わずもがな、QQQは「NASDAQ100」に連動するETFですので、組入銘柄の比率は情報技術セクターオンリーというわけではありません。

9月3日現在、情報技術セクターは全体の47.79%。ほぼ半数となっています。
一方で、VGTは情報技術セクターの大型、中型、小型株による詰め合わせパックなので、セクターアロケーションとしては、理論上情報技術セクター100%となります。
最後に、邪推にはなりますが、2つ仮説を立ててみたいと思います。
仮説1:ハイテク銘柄以外のリバウンドが弱い?
「プレマーケットの戻り強さ」と「セクターアロケーションの比較」から、実はハイテク銘柄の戻りが強く、それ以外のセクターの戻りが弱いのではないか、という仮説が立てられるかもしれません。
例えば、FANGMANにおいて、QQQとVGTへの組入差は下記の違いがあります。
QQQ | VGT | 今回の下落率 | |
FB | 4.60% | × | -3.76% |
APPL | 13.76% | 21.43% | -8.01% |
NFLX | 1.94% | × | -4.90% |
GOOGL/GOOG | 7.3% | × | -5.12% |
MSFT | 10.82% | 17.07% | -6.19% |
AMZN | 11.03% | × | -4.63% |
NVDA | 2.68% | 2.99% | -9.28% |
、、、
下落率が高いAPPL、NVDAはどちらのETFにも組み入れられていますね。
この仮説は弱いかもしれません。
仮説2:TSLAが暴落を牽引している?
直近の相場において、TSLAはものすごい上昇を見せていました。
PERで言えば、現在でも1000倍を超えている期待値です。
TSLAのチャートがこちら。

プレマーケットでも下げ続けているのがわかります。
TSLAは、QQQには3.16%組み入れられており、VGTでは0%、つまり組み入れられていません。
下落率はこちら。
QQQ | VGT | 今回の下落率 | |
TSLA | 3.16% | × | -9.02% |
1銘柄の下落で結論を出すことはできませんが、時価総額はかなり大きい銘柄なので、QQQの強さでもあり、弱さでもあると言えるでしょう。
終わりに
何事にも、理由を見出さないと不安で仕方がないというのは、人としての性だと思います。
これほどの暴落があっても、理由が明確であれば、次の選択肢もすぐに選ぶことができます。
とはいえ、人の力で成り立つ相場と言えば、人の力ではどうにもできないのが相場です。
粛々と、自らのルールに則り、今日も相場と向き合っていきたいと思います。
それでは、明日もそこそこ頑張っていきましょう!
Constant dripping wears away the stone.
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